新卒採用もほぼ終盤に差し掛かってきたことと思います。
各社少しでも優秀な人材を採用しようと、各社色々な試行錯誤をされていると思います。
そんな中、ユニークな手法で面接に工夫を凝らしている中小企業の事例をご紹介したいと思います。
普段着面接
http://matome.naver.jp/odai/2136690893755508601
普段着で行う面接は既にさまざまな会社で取り入れられている手法です。
普段着で面接を実施するメリットとしましては
1.学生も比較的リラックスした状態で面接に臨むことが出来るので学生の素が見やすい。
2.私服の感じである程度、学生の個性を見ることが出来る。
3.このケースのように上半身裸、みたいな学生が参加してくれると企業側からするとニュース的要素が高まる。
等の効果が期待できます。
新潟採用、おせんべい採用・・・
http://cafeteria-saiyo.com/osenbei/
おせんべい採用とは新潟にあるせんべい製造会社『三幸製菓』がせんべい好きを積極的に採用するものです。
画一化した学生が多い中、いかにして個性的な学生を見抜き、採用するか・・・
各社の大きな課題となっています。
こうした一見奇抜な採用方法は、多様な人材の獲得が狙いです。
ナビの一括エントリーなど画一化した選考では得られない貴重な人材を獲得できることが大きなメリットです。
学生のさまざまな価値観に合わせて、選考方法も多様化してきています。
29品のふぐ採用
http://www.tokyo-ichiban-foods.co.jp/recruit/29recruit/
これは個性的な学生を見抜き、採用する為の採用手法の一つです。
29品のふぐ採用の例として
「02:09採用」午前または午後2時9分ちょうどにエントリーした方にクーポンをプレゼントするといったものなど、ふぐから連想されるエントリー方法が29個あります。
このようなユニークな採用方法の狙いの一つはニュース性が高められることです。
ニュース性が高まると当然マスコミやメディア等で取り上げられる機会も増えますので、結果的に、ナビのエントリーも増え、通常採用でも成功する、といった相乗効果も期待出来ます。
日本一ハードルが高い面接
http://news.livedoor.com/article/detail/1387073/
これは社員採用面接を富士山の山頂で実施するといった一風変わった採用手法です。
採用人数を大幅に絞り込み、やる気のある学生を獲得する狙いがあります。
文字通り面接までのハードルが高く、面接までに本当にその会社に就職したい学生を選別することができるというメリットがあります。
しかし、反面、事故や悪天候、応募者なしなどのリスクもあり、安易に選択できる採用手法ではないと思われます。
マッチョ採用
https://www.facebook.com/leyon.recruit
これは、腹筋の回数などの成績上位の者に最終面接の権利を与えるものです。
この採用方法は何事にも全力を尽くし、バイタリティあふれる人材を獲得することが狙いです。
当然、応募者にはスポーツ経験者が多く、入社後に加速的に成長する可能性のある人材が集まります。
スポーツにかけていた情熱を仕事に向けることができる人物を選定できるかどうかが大きなカギとなります。
(番外編)犬の面接
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52162599.html
犬が人間の面接のお手伝いをするといったかなりユニークなものではありますが・・・
これは、動物を扱う獣医学部の大学の面接で、極めて特殊なケースです。
以上、番外編を含め、5つのユニークな面接手法をご紹介させていただきました。
この手の面接手法を取るメリットとしましては
・学生の素が見えやすくなる為、面接でミスジャッジをすることが少なくなる
・個性的な学生を見抜き、採用することが出来る
・ニュース性を高めることにより、採用における認知度やブランド価値の向上に寄与する
等々が挙げられると思います。
いずれにしてもまずは自社の「求める人物像」を明確にした上でそのような学生を見抜く為に必要であれば、上記のようなユニークな面接手法を取り入れてみる、といった考え方が大切だと思います。
ただ、15年度採用とは違い、景況感の高まりもあり、16年度採用の学生はただのニュース性だけを狙ったような採用方法にはドライな目線を向ける学生が増えてくるように思います。
何かのご参考になれば幸いです。