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2016.07.28

意味の無い採用試験を行っていませんか?

新たな人材を採用する際に行うのは採用試験です。
採用試験には筆記試験と面接がありますが、多くの企業が面接を重視しています。
それは「企業は人なり」といった考えから、人柄の良さやコミュニケーション能力の高さが採用、不採用のメインの判断材料となり、それらを把握するには面接が適していると考えるためです。
ので、筆記試験は形式的に行っている企業もあるようです。

しかし、学力レベルや適性などを客観的にみる意味で、筆記試験は重要です。
今回は「自社の採用にとって意味のある筆記試験とは何か」について考えていきたいと思います。

昔は筆記試験問題を自社で作成

最近は筆記試験と言うと適性試験と呼ばれるSPIなどを思い浮かべる人が多いと思いますが、昔は自社で作成した国語・数学・一般常識等の学力テストと作文を実施するというのが一般的でした。
今でもそうした試験を行っている企業が無いわけではありませんが、採点等、採用担当にかなりの労力がかかってしまいます。

また自社への適性把握などは自前のテストよりもSPIなどの適性試験の方が客観的に判断できるといったことから、多くの企業が外部業者が作成したテストを行うようになっていきました。

大手企業の多くは会社説明会後、SPIを実施するところが多いようです。
これは学力レベルや適性を判断するといった目的があるのはもちろんですが、それ以外に応募者の足切りのためといった理由もあるようです。
多くの学生が応募する大手企業にとって、SPIなどの適性試験は効率的な採用活動を行うための手段の一つでもあるのです。

だからといって、中小企業が同じやり方をしても上手くはいきません。
まず、何よりもSPI試験は当然のことながらタダではありませんので、会社説明会参加者全員に試験を受けさせるとなるとそれなりの金額がかかってしまいます。
複数の選考ステップを経て、ある程度人数を絞ってから実施する方が費用面も効率面も中小企業には適しているのではないでしょうか。

また今は適性試験のほとんどがWebで実施されており、学生が業者のセンターや自宅で受験出来るため、わざわざ応募者を集めて試験を行うための作業や人件費がかかりませんし、Webテストも比較的安価で精度の高いものも出てきましたので、Webテストを上手に活用することが効率的かつ論理的に裏付けのある採用活動に繋がっていくと思います。

さまざまな角度から適性を判断出来る適性試験

昔は多くの企業が自社作成の試験を行っていたと前述しましたが、その当時に適性試験がなかった訳ではありません。
例えば「一般職業適性検査(GATB)」は、アメリカの労働省が開発したものを日本の労働省(現厚生労働省)が日本の実情に合うように修正を加えて、1952年に開発され、その後、何度か改訂されて現在の検査となっています。

その他にも心理学者などの人格理論に基づいた試験がいくつか開発されていきました。
その後、リクルートが能力・性格などを一つのツールで多面的に測定し、総合的な人物イメージを把握できる検査としてSPI試験を1974年に開発したのです。

その後、CUBIC、Compassなどの適性試験が開発され、今では多くの企業が利用しています。

そうした歴史を持つ適性試験は時代とともに大きく進化しています。

例えば、ストレス耐性を中心にみる試験もあり、ストレス社会と言われる中で、しっかりと仕事をしていける素養があるかどうかを判断するために役立っています。

また最近ではストーカーの要素を持っているかどうかをみる試験もあります。

その他、試験結果からこういったタイプの人を面接で適正に判断するための効果的な質問例などが自動で出てくる試験もありますので、その後の面接を効率的・論理的に進めることができます。

当然のことながら、現在では開発当初よりも把握出来るポイントが細分化していて、試験内容によって価格も変わってきます。

ので、まずは求める人物像を明確にし、そのような人材を採用するのに見るべきポイントを決め、自社に合った試験を選択することが重要です。

自社に合った試験を行うために大切なこと

企業の中には毎年同じ筆記試験を行っているといったところもあります。
毎年同じ試験を行うことで、昨年の応募者と今年の応募者のレベル差がわかるといった経年比較ができるという点ではメリットがあります。

しかし、時代の変化のスピードは速くなっています。
例えば、5年前、10年前に求められたパソコンやインターネットの知識及び活用能力と現在、求められる知識や活用能力にはかなり違いが出てきていると思います。

また、時代とともに学生の気質なども多様化しています。
かつ今では新卒の就職活動生向けの対策本が山のようにあり、SPI試験も例外ではなく対策本が多く出ています。

そうした環境の中で、自社が欲しい人材を採用していくためにやるべきことは何かを、採用試験を含めこの機会に見直すことで、必要な採用試験も見えてくるのではないでしょうか。

ここまで新卒採用の話をしてきましたが、キャリア採用に関しても同様です。
キャリア採用の場合、それまでの経験や知識を重要視するあまり、面接しか行わないといった企業も散見されますが、本当に自社に合った人材かどうかを客観的に判断するためには、やはりSPIなどの適性試験で論理的裏付けをとった方がいいと思います。

より良い採用をしていくためには面接と筆記試験を上手く実施していくことで、欲しい人材かどうかを的確に判断していくことが大切です。

以上、何かのご参考になれば幸いです。

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